コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

感情に対する詩行:前景化,審美性,意味 (van Peer et al., Language and Literature ,2007)

f:id:jin428:20201108233214j:plain

みなさんこんにちは。

教育と心理学について考えているじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます!

昨日の論文はこちら▽

 

www.jinpe.biz

 

感情に対する詩行:前景化,審美性,意味 (van Peer et al., Language and Literature ,2007)

実験的美学の研究では、一方では複雑さと新しさ、他方ではヘドニックな価値との関係が示唆されている(Berlyne, 1980)。前景化を日常の言語からの逸脱と定義すると、この概念は新規性と密接に関連していると考えられ、逸脱の程度と読者の美的評価との間には関係があると考えられる。また、逸脱は文体を理解するための鍵であり、読者の解釈を導くものであると推測される。これらの仮説は、最近のエビデンス(Miall and Kuiken, 1994; Hakemulder, 2004; Zyngier, van Peer and Hakemulder, in press)によって確認されている。本研究では、潜在的な要因のコントロールを強化し、読者の背景変数の評価を精緻化し、偏差値以外のテキスト要因の干渉を排除することを目的としている。この目的のために、1行目から6行目までの前景度の昇順で、1つの詩行の6つのバージョンが書かれた。300人以上の参加者が、合計13のグループに無作為に割り付けられた。いくつかのグループは、詩の6行のうちの1行を読んだ。他のグループには、隣接する行が階層的に、または前景化の度合いが大きく異なる(階層的には4行離れている)ように提示された。参加者は、自分が割り当てられた一行を評価したり、美的鑑賞、美的構造の評価、認知的、感情的、社会的、態度的影響の知覚を測定するいくつかの項目について、自分の二行を比較したりした。さらに、彼らは読書習慣に関するアンケートにも記入した。偏差値が高いほど、これらの尺度の得点が高くなるという仮説が立てられた。その結果、予測の一部が確認された。

 

論文

van Peer, W., Hakemulder, J., & Zyngier, S. (2007). Lines on feeling: foregrounding, aesthetics and meaning. Language and Literature16(2), 197–213. https://doi.org/10.1177/0963947007075985