コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

複合感情が判断に与える影響:FIFAワールドカップ期間中の自然主義的研究 (Hostler & Berrios, Cognition and Emotion, 2020)

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みなさんこんばんは!

教育と心理学について考えているじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます。昨日の論文はこちら▽

 

 

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今日はアブストだけです。最近多いですね。がんばりまっす!

 

複合感情が判断に与える影響:FIFAワールドカップ期間中の自然主義的研究 (Hostler & Berrios, Cognition and Emotion, 2020)

2つの反対の感情の組み合わせである複合感情を経験することは、意思決定における偏りを減らし、判断の精度を向上させることが示されている。しかし、これまでの研究のほとんどは実験室での実験に限られていた。この事前登録研究では、FIFAワールドカップ期間中のスポーツ観戦という自然主義的な文脈での複合感情と判断を検討した。

 

N = 80人の参加者は、ワールドカップ期間中のイングランド代表の各試合の前後に複合感情を報告し、各試合の得点予測を行い、合計k = 480の観測を収集した。データを分析するために、ラグド効果デザインとマルチレベル・モデリングを使用した。

 

その結果、試合終了時により複合感情を感じていた参加者は、次の試合のスコア予測をする可能性が有意に高いことがわかった。この結果は、多くの感情変数、態度変数、社会統計学的変数をコントロールした後でも支持された。このことは、自然に発生する複合感情が現実世界での判断力の向上に関係しているという証拠を提供している。この証拠は空想実現理論のレンズを通して議論され、不可解な結果や不確実な結果を伴う意思決定の際に複合感情を感じることの重要性が強調されています。

 

コメント

アブストだけでもおもしろさ分かる。すごい。

 

論文
Hostler, T. J., & Berrios, R. (2020). The impact of mixed emotions on judgements: a naturalistic study during the FIFA world cup, Cognition and Emotion, DOI: 10.1080/02699931.2020.1840965