コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

起業家の意思に及ぼす性格的特徴と説得力のあるメッセージの影響:異文化間の比較 (Pillis & Reardon, Career Development International, 2007)

f:id:jin428:20201213233227j:plain

みなさんこんにちは。

教育と心理学について考えているじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます。

 

 

www.jinpe.biz

 

起業家の意思に及ぼす性格的特徴と説得力のあるメッセージの影響:異文化間の比較 (Pillis & Reardon, Career Development International, 2007)

 

目的

異文化サンプルにおける起業家意思の予測因子としての説得力と性格変数を検討する

 

方法

アメリカとアイルランドの大学生は、事故効力感、達成意欲、曖昧さへの耐性、起業に対する態度、起業意向を測定

 

結果

この結果は、起業家になるという決断は、文化の違いによって異なることを示唆している。アメリカの参加者は、起業家精神は社会的に認められたものであり、達成意欲を高めるための適切な手段であると認識している。アメリカの参加者では、達成動機と起業家としての意思が相関しているが、アイルランドの参加者では、この結果は得られなかった。どちらの文化においても、起業家であることが自分のセルフイメージと一致していると考えるようになった人は、起業家精神に関する他の信念とは無関係に、強い起業意向を示した。

この研究は、起業に関するポジティブな対人関係やマスメディアのメッセージを記憶していることが、起業家志望を促進することを示唆しているが、これはアメリカの参加者に限ったことだった。本報告書で取り上げたその他の要因は、アイルランド人の起業家精神に関するポジティブなメッセージの記憶の影響を緩和するように思われる。

 

 

論文

Pillis, E., & Reardon, K. (2007). The influence of personality traits and persuasive messages on entrepreneurial intention. Career Development International, 12, 382-396. doi:10.1108/13620430710756762