コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

役にたつもの vs. 意味があるもの【世界観をつくる/山口周・水野学 著】

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みなさんこんにちは。

微かに混じり合う教育と心理学とアートと。

じんぺーです!今日は今読んでいる本で刺さるところがあったので、ちょっとまとめてみます!

 

前回の記事はこちら▽

 

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ぜひ読んでみてください~!

 

 

今読んでいる本『世界観をつくる』

『世界観をつくる』という本を読んでいるというより、聞いています。

 

 

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』を書かれた山口周さんと『センスは知識からはじまる』を書かれた水野学さんの対談の様子が描かれています。

 

お2人ともとても好きな方なので、その相乗効果もわくわくしながら体感しておりました。

 

その中でも特に気になったところをピックアップして書いていきたいと思います。

(オーディオブックって字として記録に残ってないから、こういうレビューしにくいです笑)

 

 

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

 

 

 

役にたつ車,意味がある車

車は言うまでもなく、日本のお家芸ともいえる産業で、トヨタをはじめ、日本の自動車会社がこの何十年と世界を席巻してきました。それはこれまでの時代が「役にたつもの」を求めてきたから、と言えます。

 

日本の自動車会社が世界で地位を占めるようになる前、アメリカやヨーロッパの車が主流でした。そんな状況の中、日本の車が求められるようになったのは、明らかにその性能と価格によって、だったそうです。役に立つものを求める時代のニーズに合っていますよね~

 

そして、リーマンショックの時にアメリカの大手自動車会社は経営破綻をしたのは記憶に新しいですよね。そんな中でもヨーロッパの自動車会社は生き残っています。生き残っているどころかそのブランド価値は下がることがないほどです。メルセデスベンツやフェラーリと聞くと車にそんな詳しくないぼくでさえ、身構えてしまうほどの畏敬の念を感じます…

 

つまり、役に立つ勝負で日本の車に敵わないと思ったヨーロッパの車会社は「意味がある」車作りに舵を切り、現在のブランド力、地位に上り詰めたといいます。おもしろいですよね!

 

「意味がある」車と言われてもピンとこないかもしれませんが、明らかに燃費が悪く高額な車にお金を出すのは、買った人がその車になんらかの意味を見出してからに他ならないと思います。「自分はこれがかっこいいと思うんだ!」とか「シンプルに好き!」とか「この車を作っている会社を応援したいほど愛着がある!」とかなんでもいいんでうがそれらはすべて、買った人にとっての意味ですよね!

 

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日本はかつてのヨーロッパ状態

そして、日本の車が世界を取ったと喜んでいられません。

まだトヨタの売り上げが世界一であることに変わりはないものの、テスラや中国、韓国の車会社などの伸びがすごいと聞きます。

 

また、車はまだましですが、スマホや他の電子機器など、日本よりはるかに安価で、素晴らしい性能を誇るものが中国やその他の国から作られている現状があると思います。

 

つまり、今の日本はかつてのヨーロッパのように、役に立つ勝負から少し戦いの場を移して、「意味がある」勝負の場にいかないと勝ち目はないとお2人はおっしゃっていました。そうですよね、中国のスマホとかめっちゃ安いし、使いやすいですもんね…

 

「意味がある」ものをつくるためには、物語を作ったり、製品をパーソナライズすることが大事ともおっしゃっていました。日本人が苦手な部分ですよね…

例えば、トヨタの車の例でいうと、どの車にもキャッチコピーがついているのですが、そのキャッチコピーが似通っていて、会社の役員でさえもキャッチコピーと車種を正確につなぎ合わせることはできなかったといいます。

 

苦手とはいえ、これからはここに取り組んでいかないといけないんですよね~

 

役にたつもの vs. 意味があるもの

それはもちろん、車や電子機器の世界の話だけではないと思います。

 

みなさんのやっていること、目指しているものはどうでしょうか?

 

「役に立つ」ばかりに囚われてはいないでしょうか?

 

幸い、ぼくは一見役に立たない(一見どころか本当に役に立たないかもしれない…)アートの研究をしているので、「意味があるもの」に全振りしていて、今回のお話には励まされる部分も多かったです。これでいいんだって感じ。

 

ただ、教育の世界に目を向けると、まだまだ「役にたつ」ものが重視されているようなそんな印象を受けます。「意味のある」もの勝負に変わってきていること、ちょっとずつ発信していけたらと思います~

 

 

今日もここまで読んでくださりありがとうございます。

 

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まあ、さるさんとか正頭先生とかもうめちゃくちゃ発信してはるけどね~