コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

意図、歴史、アーティファクトの概念(Bloom, Cognition, 1996)

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みなさんこんにちは!

微かに混じり合う教育と心理学とアートを考えていますじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます。

  

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意図、歴史、アーティファクトの概念(Bloom, Cognition, 1996)

概要

どのような物体が特定の人工物の種類に属するのか、私たちの直感は何によって決まるのだろうか?先行研究によれば、「椅子」「時計」「質」などの概念の核心は、物理的な外観、現在の使用状況、意図された機能などではないことが示唆されている。ここで紹介する理論は、Levinson (1993) の芸術概念に関する意図的歴史理論に基づいており、あるものが特定の人工物の種類のメンバーであることを、その種類に属することを意図してうまく作られたことを推論することによって判断するというものである。この理論は、種類の構成員であることを判断する際に、形などのある特性が色などの他の特性よりも重要である理由を説明することができ、また、ある物体が他の種類の構成員とは非常に似ていないにもかかわらず、その種類の構成員であると判断される理由を説明することができる。また、壊れたものがその種類のメンバーでなくなり、新しい人工物が生まれる条件を説明する枠組みも提供できる。このような人工物概念の理解の説明は、固有名詞や自然の種類の用語に対応する概念の理解に関する、より一般的な「本質主義」の理論と一致すると主張されている。

 

論文

Bloom, P. (1996). Intention, history, and artifact concepts. Cognition, 60(1), 1–29. https://doi.org/10.1016/0010-0277(95)00699-0