コーヒー1杯の暖かさ

心理学を研究する大学院生が、研究もそこそこちゃんとやりながら、日本の教育に一石を投じます。

ドイツの就学前児童および成人におけるアニマシーと発話リズムが接続語の語順に与える影響について(Franz et al., 2021)

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微かに混じり合う教育と心理学とアートを考えていますじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます。

 

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ドイツの就学前児童および成人におけるアニマシーと発話リズムが接続語の語順に与える影響について(Franz et al., 2021)

本研究では、ドイツ語の就学前児童と成人の音声生成において、構成要素の線形順序に影響を与える2つの制約条件、すなわち、リズム的制約条件(*LAPSE:非ストレス音節の連続を禁じる)と意味的制約条件(ANIM:無生物の前に無生物の参照名をつけることを要求する)があることを調べた。参加者は、絵の刺激(例:Delfin und Planet、「イルカと惑星」)に反応して、調整された裸の名詞句を、あらかじめ定義された語順なしに作るように求められた。この結果は、Prat-Sala, Shillcock, and Sorace (2000)の結果を裏付けるものであった。未就学児では、アニメシー効果の強さは年齢と正の相関があった。さらに、接続詞の順序はリズムの制約に影響され、リズムに合わない順序、すなわちストレスの欠如が避けられた。両群とも、後者の結果は、2つの刺激画像のアニメーション性に違いがない場合に有意であった。この結果は、McDonald, Bock, Kelly (1993)が英語圏の成人を対象に行った調査結果と同様に、ドイツ語圏の子供と成人では、アニマシィがリズムの整った状態に比べて接続詞の順序付けに強い影響を与えることを示唆している。

 

 

論文

Franz, I., Kentner, G., & Domahs, F. (2021). The impact of animacy and speech rhythm on the word order of conjuncts in German preschoolers and adults. Laboratory Phonology: Journal of the Association for Laboratory Phonology, 12(1), 12. DOI: http://doi.org/10.5334/labphon.254